ルゲートフィルター
屈折率を周期的に変化させ、これまで実現できなかった光学特性を実現します。
ルゲートフィルターとは?
特定の波長または周波数の光を選択的に通過させる光学デバイスです。特定の波長帯域の
光を通過させ、他の波長の光を阻止するために使用されます。光学系でのスペクトル制御や
光学フィルタリングアプリケーションで一般的に利用されます。
用途
ラマン分光等 特殊光学フィルター ヘッドアップディスプレイ等
特徴
従来のオプティカルフィルターは、高屈折率膜と低屈折率膜が交互に積層され、
特有の光学特性を発現します。
これに対し、ルゲートフィルターは、屈折率を膜厚方向に周期的に変化する様に
設計された膜であり、阻止帯域以外で光学的に不必要なリップルが発生しないのが特徴です。
これまでの光学薄膜加工では実現できなかった光学特性を実現することができます。